FramePack(フレームパック)のインストール・導入方法

AI動画生成界の庶民の味方RTX3060(12GB版)を使用して絶賛実験中。

今回は初心者向けにローカルAI動画生成ツール
FramePack(フレームパック)のインストール方法を解説して行きたいと思います。

ターミナル上からのインストール方法を書いている内に、FramePackワンクリック版(One-click Installer)が登場し初心者の方でも簡単にFramePackが実行可能になりました!

【前提条件スペック】
OS:Windows 10/11

GPU:RTX3060など、CUDA対応GPU(最低VRAM6G必須)

ストレージ:最大速度約500MB/s程度のSATA接続かNVMe接続のM.2SSDが必要かと思われます。(読込速度約77.8 MB/s程度の昔のHDDだと起動しませんでした)

空きストレージ:100GB程度
(将来FramePack-eichiもインストールする場合130GB以上)

メモリ(RAM):快適に動作させるためには最低32GB

【ご注意】
自分の環境下で起動したインストール方法になります、この方法により不具合が発生しても責任は負えませんので、よくお調べの上実行のほどよろしくお願いいたします。

【初心者向け】FramePackのインストール方法

こちらの→GitHubからFramePackワンクリック版(One-click Installer)framepack_cu126_torch26.7zをダウンロードし、展開します。


↓framepack_cu126_torch26フォルダ内のupdate.bat(アップデートファイル)をダブルクリック。

ターミナル(黒い画面
)が開いてアップデートを行います。
5 files changed, 442 insertions(+), 30 deletions(-)
 create mode 100644 demo_gradio_f1.py
続行するには何かキーを押してください . . .

↑このような画面になりアップデートが完了したら、エンターでターミナルを閉じて↓framepack_cu126_torch26フォルダ内のrun.bat(実行ファイル)をダブルクリックします。

※初回の起動時にAI学習モデルをダウンロードする為30GB以上のダウンロードが始まります、通信環境によっては数時間~半日以上かかる事がありますのでご注意下さい。(初回のみです)
無事起動すれば、ブラウザ上にframepackが起動するはずです。

起動しなければ、ブラウザ上で『http://127.0.0.1:7860』を入力して更新してみて下さい。↓
http://127.0.0.1:7860



↑このような画面がブラウザに表示されれば、FramePack(フレームパック)の起動は完了です、ブラウザ上で操作していきます。
今後操作方法や設定についても、書いていく予定です。
又、FramePack-eichi(フレームパックエイチ)のインストール方法も今後書いていく予定です。


【手動インストール版 FramePackインストール方法
ワンクリック版でうまく起動できない場合には、ターミナル(コマンドプロンプト)を使った手動インストール方法も下記にご紹介しています。

また、高速化ライブラリ「xformers」「SageAttention」を導入したい場合は、ターミナル操作による手動インストールが現状では必要になります。
ただし、高速化ライブラリの導入はやや複雑で、操作を誤るとFramePackが正常に起動しなくなる恐れがあります。

定番のxformers導入については『FramePack向けxformersの安全なインストール手順』をご確認下さい。
話題の高速化ライブラリ「SageAttention」を導入したい場合は
高速化ライブラリ「SageAttention」をFramePackとFramePack-eichiに導入してみた』をご確認下さい。

・FramePackの手動インストール手順
⚠注意点⚠
普段ターミナルやPython等をご使用だったり、ライブラリをご使用の方はバージョンの整合性が取れなくなる恐れがあります。
必ず仮想環境上より実行をよろしくお願い致します。

Python 3.10.11 インストールが必要です。
最新のPythonだと私の環境では
動作しなかった為このバージョンをインストール。こちらの↓
Python公式サイトの下のほうにあるWindows installer (64-bit)又は自分の環境に合わせて32-bit版からダウンロード

インストール時に『Add Python to PATH』にチェックは必ず入れてください!


↑インストール時に『Add Python to PATH』にチェックは必ず入れてください!

【STEP 1】PyTorchのインストール(GPU版)
Windows下部バーのスタートメニュー右クリック(又は下部検索窓からターミナルで検索)で出てくる『ターミナル』を開き、下のコマンドをコピペ&実行


pip(Pythonのアプリをインストールするツール)を最新版にアップデート
下記コードをターミナルにコピペしてエンター実行↓
python -m pip install --upgrade pip


↑このような画面になり、pipが最新版に更新されます。

続けて下記コードをターミナルにコピペしてエンター実行↓
pip install torch==2.7.0+cu118 torchvision==0.22.0+cu118 --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118

これはGPUを使って動作を速くするためのライブラリです。


↑実行するとこのような画面になり、ダウンロード・インストールを開始します。
約3GBほどありますので、気長に待ちましょう。



↑このような画面になれば完了です、赤字はただの警告ですのでFramePackの動作には影響はありません。

【STEP 2】FramePack関連ライブラリをインストール
STEP 1のPyTorchのインストールが終了したら、同じようにコピペで
ターミナル入力↓
pip install diffusers==0.33.1 transformers==4.46.2 huggingface-hub==0.30.2 accelerate==1.6.0 gradio==5.23.0
※ライブラリのバージョンは(2025年4月時点)でFramePackおよびFramePack-eichiの両方が正常動作した構成です。

ダウンロード等が複数回繰り返されますのでこちらも軽く待ちます。
こちらは当方の環境では10分程度で終わりました。

完了後同じようにターミナルに入力↓
pip install einops

完了後続いてターミナルに入力↓
pip install opencv-python

【STEP 3】FramePackをダウンロードする
こちらの→GitHubからFramePackをダウンロードし、
(緑色のcodeボタンクリックで下のほうのdownload zipから)

好きなフォルダに展開します。
例→C:\Users\あなたのユーザー名\FramePack-main

【STEP 4】FramePackを起動する
ターミナルを開いて、FramePackがあるフォルダにターミナル内で移動します
これは上の例ですが、自分の展開したFramePackフォルダの場所(パス)をターミナルに入力します。先頭に「cd」を入力するのを忘れずに。

ターミナルに入力↓(例)
cd C:\Users\あなたのユーザー名\FramePack-main

【FramePackの起動】
ターミナル内で例ではこのようにFramePackに移動している事を確認し
cd C:\Users\あなたのユーザー名\FramePack-main

ターミナル入力↓同じようにコピペエンター実行
python demo_gradio.py

ここでエラーが出なければあと一歩で起動するはずですが、
実行するPCの環境が違うと同じように起動しない場合が多いですのでご了承下さい。

PermissionError: [WinError 5] アクセスが拒否されました。
というエラーが発生した場合は↓下記のコードをターミナルに入力
$env:TRANSFORMERS_CACHE = "$env:USERPROFILE\huggingface_cache"
( 学習モデルダウンロード先を自分のフォルダに変更する為の設定です)

※初回の起動時にAI学習モデルをダウンロードする為30GB以上のダウンロードが始まります、通信環境によっては数時間~半日以上かかる事がありますのでご注意下さい。(初回のみです)
無事起動すれば、以下のようなメッセージが表示されます。

Running on local URL:  http://0.0.0.0:7860

そのままターミナルを起動したままブラウザ(Chrome、Edgeなど)を起動して、
下のアドレスをURL欄に入力して更新後アクセスしてください。

http://localhost:7860
※『0.0.0.0』は『localhost』に置き換えてアクセスしてください。

↑このような画面がブラウザに表示されれば、FramePack(フレームパック)の起動は完了です、ブラウザ上で操作していきます。
今後操作方法や設定についても、書いていく予定です。
又、FramePack-eichi(フレームパックエイチ)のインストール方法も今後書いていく予定です。